仕事復帰したあとの生活のイメージはできていますか?私のワーママのイメージは忙しそう、大変そう、疲れそうなどで、あまり良いイメージではなかったですが、なぜか産休に入る前は育休から復帰したら元通りのフルタイム勤務で働くだろうと思っていました。
ですが実際に復帰するときは時短勤務を選びました。
今回は育休復帰後の働き方はフルタイム勤務希望だったのに時短勤務を選ぶことにした理由と時短勤務にしてみて実際どうだったかを紹介します。
私は仕事復帰前に先輩ワーママさん達の育休復帰後の1日のタイムスケジュールを見て参考にしたつもりでしたが、それだけでは分からなかったワーママの大変さを痛感しています。
仕事復帰する前に今後どんな働き方をしたいか考える参考にしてみてください。
【時短勤務を選んだ理由】園の最長預かり時間まで預けている人がいない

私は産休前は9時から18時までのフルタイム勤務で働いていましたが、育休後は9時から16時までの時短勤務で復帰する事にしました。
フルタイム希望だった私が時短勤務にした理由は娘が通うことになる園の0歳児クラスに最長預かり時間の19時まで預けている人が誰も居なかったからです。
保育園と入園に関して打ち合わせをするときまでフルタイムで働こうと思っていましたが、お迎えの時間を確認されたときに、今通っている子のお迎えの時間はほぼ全員16時から17時台、たまに18時頃のお迎えになる子が1人いるくらいという話を聞きました。
私の場合フルタイム勤務だと18時終わりになるので、車通勤で帰宅ラッシュの時間帯に重なり道路も混んでいて、どんなに急いでも19時前にお迎えに行くようになります。入園当時は真冬なので外は真っ暗です。
周りの子がどんどん帰っていき毎日自分だけが最後までお迎えが来ない娘の気持ちを想像するとフルタイムでの復帰は辞めようと思いました。
これは私自身の体験で、土曜日の午前保育の日にいつも1番にお迎えに来てくれる祖母の姿が見えず周りのお友達が全員帰ってしまったあと、職員室で先生とお迎えを待っているとき不安で涙が出そうなのを我慢した記憶が残っているからです。
祖母は平日と勘違いして夕方のお迎えだと思っており慌ててお迎えに来てくれたのですが、祖母の姿が見えた途端、我慢していた涙は溢れてしまいました。
当時の私は4歳か5歳くらいだったので、この出来事が記憶に残っていて、1歳になったばかりの娘が同じように思うかは分かりませんが、園の最長預かり時間まで預けている人がいなかったというのが、私が時短勤務にしようと思った1番の理由です。
【補足】
現在時短勤務でほぼ16時半前にお迎えに行っています。16時半を過ぎるとお迎えが集中することがあり業務の都合で会社を出るのが少し遅くなると、このお迎えラッシュにあたります。
現在1歳児クラスですがお迎えラッシュで周りの子がどんどん帰っていくと涙を流して待っている日があります(娘以外の子も泣いています)。お迎えラッシュ以外にも雷雨の日なども怖くて泣いています。
遊びに集中している事の方が断然多いですが、お迎えに行くと遊んでいたおもちゃを捨てて全力で喜びを表現してくれます。とても愛おしいです。
仕事への責任はもちろんありますが、自分ができる最大限の仕事を終えて早くお迎えに行きたいといつも思っています。
時短勤務にして良かったと思っています。
【時短勤務を選んだ理由】育休復帰経験者からのアドバイス

育休を3回取得したワーママと復帰後の働き方について話したとき時短の方が良いと思うと言われました。
理由は保育園に通い始めた最初の頃は子どもが体調を崩すことが多く夜寝れない日があるからと話してくれました。
保育園デビューして病気をもらうのは避けられないので、会社を休むことがあっても時短にする理由が今いち分かっていなかったのですが保育園に通いはじめて、まさに『百聞は一見に如かず』でした。
体調が悪かったら子どもは保育園をお休みします。そして私も休みます。
こうなることは仕方ないと思っていましたが、実際は病院に行く状態になる前も大変なのです。
鼻水が出ているけど熱はないしご飯も食べれてる保育園を休む程でもないようなとき。
だけど、子どもは鼻が詰まっているから夜間に何度も唸り声をあげて起きてしまうので何日も寝不足が続きます。抱っこじゃないと寝れなくて朝5時まで眠れなかった日もあります。(この日はさすがに休みました)
夜間に眠れない日が続くことがあるので体力が必要です昼休憩はほとんど寝て過ごしました。
育休復帰した先輩ママの助言通り時短勤務を選んで良かったと思いました。
時短勤務にしても悩まない日はなかった半年間

保育園に通い始めたばかりの頃は、風邪のひきはじめの症状があっても保育園に預けて良いのか、会社を休んだ方が良いのか判断をするのにすごく悩みました。
娘は風邪を引くと鼻水がひどく通園しはじめて半年もたたない間に3回も中耳炎になりました。
中耳炎の場合、治っているかの確認で再診がありますが再診の結果良くなっていたので診察終了後、園に娘を預けて出勤しました。
その結果、せっかく体調が良くなりかけていたのに、また別のウイルスをもらってしまい娘を苦しませることになってしまいました。(医師から免疫が弱っているときは病気をもらいやすいと言われました)
熱がなくてご飯が食べれていても、体調が優れないなかで登園させられた娘は1歳のクラスと言えど集団生活の中で頑張って過ごしていたんだと気づきました。何回もお医者さんに行ってたくさん薬を出してもらいましたが、安静が1番の薬だったかもしれません。
仕事の方も病院は事前に予約していましたが待ち時間が長くなり当初伝えていた出勤時間にも間に合いませんでした。
子どもの事も仕事の事も両方ちゃんとしようと思ったのに、それは私の強い願望でどうしようもない事もあると気づきました。
それが働くママが苦しくなってしまう根源のように思います。
時短勤務でも仕事を辞めようかと悩んだ私をラクにしてくれた方法

自分が言った事が守れず、遅刻、欠勤が続いたとき仕事を辞めた方がラクになれると思いましたが、ちゃんとしようと思っても出来ない事もあると気付いてからは、当たり前ですが出勤した日は精一杯仕事をして私をカバーしてくれる人の役に立つことを考えるようにしました。
申し訳ない気持ちも感謝の気持ちも上司や同僚、自分の仕事をカバーしてくれる人に伝えました。
そして出勤した日は誰よりも頑張ろうと思い、電話は率先して自分が出る、仕事を休んでカバーしてもらった分は仕事で返す。
自己満足かもしれませんが気持ちがラクになっていきました。
育休復帰した現在思うこと感想・本音

仕事復帰をする前に上司と働き方について話しておくことをオススメします。
私の勤務先は全国に拠点がある会社で規模は大きいものの実際に同じ場所で働いている人数は少ないです。なので、一人一人に気持ちを伝えやすい環境ではあるのですが、産休や育休を取得した人が近くにおらず、上司も私がはじめて産休を取得し育休復帰した従業員を迎えると言う状況でした。妻子がいる方なので、理解はありますがお互いどんな働き方ができるのか未知な状況で時短勤務がスタートしました。
私自身、育休復帰をした人の1日のスケジュールなどを検索して働き方、家事のやりくりを想像はしていましたが、やはりよその家はよその家です。
食費を考えてお弁当を作りたい、掃除や皿洗いは機械に任せて時間を作りたいなど、何にお金を使い何を求めるかは人それぞれ違います。
自分が何を大事にしたいのか、譲れること譲れないことをもっと真剣に考えておけば良かったなと思います。
私は時間が欲しいです。色んな事を手際よくできる力があればいいのですが家事能力が低めなので、効率よく動いて時間を作る努力をしています。
今現在時短勤務で働いていても時間が足りないと感じることはあります。
成長していく娘は遊びたい気持ちが強くなり、お迎え後は公園に行くのが日課になったので、家事をする時間はギュッと短縮しないといけないです。
掃除まで手が回らないときに汚れが気になると、週末まで汚れたままプラス週末やることが増えてイライラが募ります。
今は自分が稼ぎたい本当に必要な金額を決めて、もう少し時間にゆとりのある働き方を選んでも良かったかなと思います。
育休復帰後の働き方を考えるなら
育休復帰前に復帰後の生活をイメージするのは難しいですが、何もかも完璧にしようと頑張りすぎてしまうと、出来ないもどかしさや苦しさに悩まされました。
私が1歳になったばかりの子どもを預けて働く理由は、生活のため、子どものため、将来のため、自分の信念のため色々な理由があります。
ただ働き方で迷う余地があるならば、自分に余裕を残す働き方で仕事復帰をした方が良いのかなと思いました。
2025年4月からは育児時短就業給付金が創設されました

私はフルタイムパート勤務からの時短勤務に変更だったので、自分はこの制度の対象にならないのではないかと思っていたのですが、会社が申請をしてくれており育児時短就業給付金を受給することができました。(私は2025年4月より前に仕事復帰しているので、2025年4月1日以降分が給付の対象として受取る事ができました。)
この制度は2歳未満の子を養育するために、育児時短就業をする雇用保険に加入している本人で、育児休業給付金の対象となる育休から引き続いて育児時短勤務を開始した人が受給できる給付金です。
原則、育児時短就業中に支払われた賃金の10%相当額が支給されます。
私はパートなのでボーナスもないし子どもの体調不良で休みが多かった月は給料明細を見ると毎日こんなに大変で保育料もあるし何のために働いているんだろうと思うことがあり仕事を辞めたくなりましたが、こういった制度があることで仕事を続けて頑張ろうと思える1つのきっかけなりました。
育児時短就業給付金は勤務先から申請してもらえます時短勤務で復帰するときは忘れずに確認してみてください。