出産後から始まる赤ちゃんとの生活は想像していたよりハードで不安なスタートでした。
ミルクを飲む量が少なかったり嘔吐があったり、うんちが出たのはいつだったか、何故寝てくれないのか…など赤ちゃんのお世話をしていて様子の変化に気がついていても寝不足の状態が続くなか記憶を頼りにするのは大変な労力でした。
育児日記を書くなんて思っていなかった私ですが出産後、病院で渡されたA4の用紙に赤ちゃんが飲んだミルクの量や排泄物等の記録を書いていたことをきっかけに退院後も続けて記録をしていました。
最初は病院からもらった用紙にメモしていましたが、夫に赤ちゃんの様子を記録するから何でもいいからノートを買ってきて欲しいといったら、育児日記帳を買ってきてくれたので、何で?と思いましたが、中身をみると日記を書こうという意気込みはまったくいらず、記入するのも簡単で、もしかしたら凄く貴重なものを記録しているかもしれないという思いになり1歳になるまで続けました。
この記事では出産準備の中に入れておいても良かったと思った育児日記をおすすめする理由と書いて良かったことを紹介します。
育児日記は書くことに悩まない!簡単に記入できる理由

育児日記は、赤ちゃんの睡眠時間や授乳・離乳食の量・排泄の状態や回数など分かりやすく記録できる以外にも育児日記の種類によって様々な特徴があります。私が実際使用して育児日記の良かったことを紹介します。
赤ちゃんの毎日を記録するダイアリーページ
授乳や離乳食は食べた時間、母乳の場合は飲み終わるまでにかかった時間、おしっこやうんちは量が多い少ない等の他、生後4カ月位まではうんちの色にも注意が必要なので、気になる色のうんちの時は母子手帳の便色の確認記録にあるページの色番号を参考に記録していました。最初は睡眠時間の長さを記録してなかったのですが、睡眠時間の長さを記入するようになってから赤ちゃんの生活リズムが分かるようになり、とても助かりました。
名前の由来や赤ちゃんへのメッセージを残せるページ
私が子どもの頃は学校の宿題で名前の由来を聞いてくるように言われた記憶があったので、いつか聞かれたときのために、なるべく丁寧に記入しました。
名前の由来を知ることで悩んだときや困ったときに力をもらえる事もあると思います。パパとママが考えた優しい想いを込めた名前は、お守りのように生涯守ってくれる大切なものだと思います。
メッセージは長文でなくても、生まれてきてくれて嬉しい、元気に大きくなってほしい、一言でも子どもに送りたい気持ちをメッセージに残すことで、子どもの支えになればいいなと思っています。
イベントなどの記念写真を貼って思い出を楽しく残せるページ
スマホで撮った写真もきっかけがないと現像する機会がなかったのですが、イベント毎に撮った写真を貼るだけで産まれてから1歳になるまでの成長を残せるので良い思い出のページになりました。
はじめて記念日の記録を残せるページ
はじめて笑った日、首が座った日、寝返りをした日、赤ちゃんのはじめては、成長を感じ喜びを感じれる一時でした。この記念日は大きなことではないかもしれませんが、嬉しい気持ちを書き記せるので良い思い出になっています。
【良かった!】赤ちゃんの生活リズムが客観的に分かる

赤ちゃんが寝た時間や起きた時間、ミルクを飲んだ時間や飲んだ量、尿や排便の記録をしておくと赤ちゃんの生活リズムが客観的に分かるようになりました。
1回あたりのミルクの飲む量が少なくても、1日のトータル量を見てみればしっかり飲めていたり、育児をしているなかで、記録を残すことが安心の材料にもなり何かあったときも正確な情報として医療機関等に伝えることができました。
【良かった!】かけがえのない毎日記録が形になった
大変な時期ですが、気がつけばあっという間に過ぎていた新生児~1歳になるまでの日々。最初の頃はどんな生活をしていたのか、よく覚えていません。そんな貴重な日々が1冊のノートに形として残せたのはとても良かったです。
今すぐに見ることはないですが、いつか懐かしく思い返すことがあると思います。
【1番良かったこと】パパが育児に関わりやすくなる

育休を過ごすパパも、仕事で日中の赤ちゃんの様子が分からないパパも、育児日記をみれば赤ちゃんのことがよく分かります。
我が家の場合は育児日記のお陰でパパも育児に関わりやすくなったと思います。赤ちゃんのことなんて分からない!という固定概念がなくなり、仕事から帰ってきたら赤ちゃんに会いに行き育児日記をみるなど赤ちゃんに対する関心が日を重ねる毎に強くなったように思います。
他にもパパが赤ちゃんの様子の変化に気づいてくれることもあり心強いこともありました。
育児日記は家族の結び付きが強くなり夫婦一緒に子育てをしていくなかで確かに役に立ったアイテムです。
育児日記は全然めんどくさくない!

育児日記と聞くと産後の大変な状況のなかで、そんなことを書いてる間に休んだ方がいい、寝た方がいいなどアドバイスがありますが私は面倒さや大変さは感じませんでした。でもこれはママのタイプや育児状況による事なので寝不足な状況で負担を感じてまでやることではないと思います。
私自身は赤ちゃんのことがよく分かるきっかけの1つになったので、気軽な気持ちではじめるにはいいかなと思います。
出産後色んな事を心配してネットで検索して分からなかったことが育児日記をみれば分かることもあったからです。
あくまで記録なので記念に残したいから可愛くデコレーションしようとか綺麗に書こうという気持ちがほぼ無かったので続いたのかと思いますが、書いている最中は、自分の母親もこうやって私のお世話をしてくれていたのかなと思ったり、子どもが大きくなったときにこれを見たらどう思うかと想像したり、思いにふけていました。
日記に書くことがなくても、日付が飛んでいたとしても自分を追い込まず、それはそれでリアルで良いと思っています。完璧な自分は誇らしくて素晴らしいけれど育児日記をみて辛くなったり、苦痛な思い出にならないことが1番だと思います。

